ハイキュー!!

□ハイキュー!!3章
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-月島side-


くそっ
なんなの…


あの及川さんは完全に僕に的を絞ってる


僕はレシーブが苦手だから余計だけど、このサーブはなかなか取れるもんじゃない



でも、さっきからやられっぱなしだからかなりイラつく


キャプテンの作戦で、かなり端に寄ったけどあの人の打ったサーブは真っ直ぐ僕の方へ飛んでくる


また…。

強い衝撃を覚悟したその時



「月島あぁ!!!!!」


『!?』


僕の耳に望月の僕の名前を呼ぶ声が聞こえた



さっきまで、僕がミスをする度に山口とかが"ヅッギぃぃー"とか言ってたのはなんとなく聞こえてたけど周りの音でそんなに聞こえなかった


現に今も周りは、及川さんのファンの声とかでうるさい



でも、何故か望月の言葉だけは一言一言クリアに聞こえた



「もっと腰落として、面で捉えろ!!!!!」



僕は聞こえた通りに、腰を落としそして


『面で…捉える…!』



バァン!!



ボールはコントロール重視のせいか少し威力が落ちていたこともあり、先ほどよりは取りやすかった

だから上がったことは上がったけど…


「おっ取ったね、えらーい


でも、こっちのチャンスボールなんだよね」



レシーブしたボールは相手チームの方へ飛んでいく



「くそっ…!」


アドバイス受けて、コレとか…。

僕は情けない自分にとてもイラついた




-月島side終了-




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