ハイキュー!!

□ハイキュー!!3章
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「やっほー、トビオちゃん!

元気に王様やってる〜?」


「"及川さん"。俺の中学の先輩で、サーブとブロックはあの人を見て覚えました


実力は相当です。」



影山のその言葉を聞き、烏野の全員が及川さんに視線を向ける


その及川さんも部員をにこやかに笑いながら見回し、最後に私を見ると、少し驚きながら



「あれ?君は「及川!!アップ早くとってこい!」


何かを言いかけたが、相手のコーチに遮られそのまま行ってしまった。


部員が若干の不安をかかえつつ、第3セットが再開された



―――――――――――――――

第3セットも順調に点を稼いでいき、24-20で烏野がマッチポイントになった


相手のチャンスボール


とんがり頭君が打ったアタックは月島の守備範囲に入ったが、上手くレシーブ出来ずに相手に点が入る


24 - 21


ピーーーーーッ


その時、及川さんがピンチサーバーとして入ってきた。


ピンチサーバーとは、サーブをしっかりきめたいところや、ピンチの時に流れを返る目的で投入されるサーブの得意な選手のことだ



影山のサーブの元…。


そして"青城はサーブも強烈だって聞いたんだけど"と菅原さんが言ってたのを思い出す


あまり考えたくは無いが、つまりはそういうことだろう



及川さん自身は何かを呟いたかと思うと烏野のコートを指差した



指差してる先は…。月島…?



そう考えてる内に、及川さんがサーブを打つ。


放たれたそのボールは、ものすごい勢いで月島に向かっていく


さっき指差したのは宣言か…!!


「うっ」


ゴッ


なんとも痛々しい音を立ててレシーブをするが、月島がとったボールは2階のギャラリーの方へ飛んでいった




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