ハイキュー!!

□ハイキュー!!5章
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伊達工業との試合


第1セット


先ほど翔陽がワンタッチをしたチャンスボールを変人速攻を使いマッチポイントを取った



このままいけば、確実に第1セットを先取できる


焦らずに行きなよ…



バンッ

「大地さんナイスレシーブ!」




こちらのサーブ、セッターに返ってしまったが、相手のスパイクを大地さんがきれいにレシーブしてくれた


このボールで点を決めれば、烏野は第1セットを先取することになる。



なんとか決めたいこの場面で使うのはやっぱり、この人…!



ドガッ!!


旭さんのバックアタック!




ピピーーーッ

「「「うおおっしゃああ!!」」」



第1セット終了


烏野 25-19 伊達工業



旭さんのバックアタックで、烏野は第1セットをもぎ取った


第1セットを取ったその瞬間に見ていた会場中の人たちがざわめく



それはそうだ。
名前もちゃんと読んでもらえず、堕ちた強豪なんて不名誉なあだ名までついた烏野が8強は確実と言われている伊達工からセットを取ったのだから



でも、1つ問題がある。


マッチポイントを取ったあの翔陽達の変人速攻


あの速攻にブロックが2枚もついてきたのだ



さすがは鉄壁の伊達工


1人1人のブロックの技術が半端じゃない



しかも、今の烏野の攻撃の軸はあの変人速攻だ


それを止められると、苦しい状況になるのは確実だ



なんとかそれだけは避けたい



「希美。」



突然、大地さんの声が聞こえて我に返ると、みんながこちらを見ていた



「大丈夫だ。」

『…!』



大地さんのその言葉と同時に、みんなが同じように"大丈夫だ"と言うように私を見ながら頷いてくれる



…あぁ、そうだ。


烏野は…
烏野のみんなは



―――ちゃんと、強い。



『……第2セットも取って、ストレート勝ちで突破してやりましょう!!』


「「「「「オォーッス!!」」」」」




ピピーーーッ



第2セット


開始




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