パイレーツ

□シャンブルズ(ロー)
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「なぁ、っ…なぁ」
「なんだ」
「もう、何回目?もう出ねぇし…のど、かわいたし」
「あとで好きなだけ好きなもん飲め」
「んんっ、や―――あっ、あ」

ぐぐっと一層深く入り込んできたローにサンジはたまらず喉の奥を鳴らした。

「はっ、ローッ」
「もう少し、つきあえ」

サンジの足を抱え直して容赦なく何度となく突き上げてみれば、そのたびに白いシーツの上で金色の髪が面白いように踊るさまをローは満足げに眺める。
そしてその髪を鷲掴みにして、唇を寄せてみればサンジの口から舌が差し出されそれにパクリと喰らいついた。

「んっ、い、てぇ」
「うめぇな、お前は…どこもかしこも」
「ロー、ローっ」
「なんだよ」
「ぬけ、まじで」
「ざけんなてめぇ」
「とれ、ゴムをとって―――あ、んっ」
「あ?」
「中に、出してくれ」

ピタリとローの動きが止まり、まじまじとサンジの顔を見てみれば顔を赤くし横を向き「早く」という。
その顔に、声に興奮を抑えきれずに一段と大きになったローのものにサンジ自身も喜び露を垂らしながら再びその口が焦れたように、早く、と動いた。

ローは埋め込んでいたものを引き抜くと自身にかぶせてあった薄いゴムを取り除き再びサンジの足にその手を伸ばし、腿に跡がつくほど吸い上げた。

「っ、いてぇ…跡つけんな、バカ」
「俺のもんだ」
「早く、ロー」

サンジの中にゆっくり埋め込んでいくと腸壁が絡みついてくるようでたまらずローからうめき声が漏れる。
目の前にさらされ立ち上がった乳首を軽く噛めば、挿入に伴う痛みのために少し元気をなくしていたサンジの緩く立ち上がったものがフルリと揺れた。

「たまんねぇよ、黒足屋」
「あ…あっ―――――、クソっ」

サンジのものに指を這わせゆっくり掻きあげてみればギュッとローを埋め込んでいる中が締め付けられる。

「黒足屋」

そう呼んでみれば瞳がゆっくり開かれ深い青が姿を現し、ローの瞳を見つめ返した。
そして淫情に濡れた瞳を潤ませながら音を発しないままその唇が『ロー』と告げる。
ローはたまらずサンジの体に手を伸ばしその体を掻き抱いた。

何度か腰を打ち付け、サンジの感じる好きな場所にあたるよう刺激をしてみれば限界が近いのか肩に乗せられた足が痙攣を起こすのを感じる。ローは屈みこみサンジに軽くキスをすると汗で顔に張り付くその金髪を指で掬い一層深く打ち付けた。

「あッ…、ああぁ」

ぐぐっと一層深く入り込んできたローにサンジはたまらず喉の奥を鳴らした。
ローと繋がった部分が快感に震え思わず締め付けてみればローの喉からも低い呻きが漏れる。そしてすぐに自分の体の奥に入り込んだローのものが温かい液を放ったものを感じれば、じんわりと心まで温かくなるから不思議だ。
サンジは言葉にならないため息のようなものを口にしながらも、意識がだんだん深くなっていくことに逆らわず、身を任せた。






フと目を開けるとサンジの髪をいたずらに梳くっては流し、梳くっては流しと遊ぶローと目が合い「何やってんの」などとかわいくないことを口にする。

「お前の寝顔見てた」
「…そんなキャラだった?」
「お前の腹の中、綺麗にしておこうかと思ったが一緒に洗ったほうが嫌がるかと思ってそのままにしておいたぞ」
「恥ずかしい奴だな」
「嫌がる顔もたまんねぇ」
「どんだけSだよ」

ローの長い指がくるくると器用にサンジの髪を巻き付けるさまを見ていれば顔が近づきチュッと行儀のいいキスをくれる。

「なぁ…どうだった」
「なにが」
「ゴムなしの俺ン中」
「……」
「え?ゴム合ったほうがいい、とか?」
「死ぬかと思った、てめぇん中溺れそうだ。お前の粘膜に直接ふれて、あまつさえ自分の名残残していけるなんてよ…ひどい奴だ黒足屋」
「なんでだよ」
「お前がいないとダメになっちまう、そんな男にしないでくれ」

むくりとサンジが体を起こし、ローの背中に腕を回し子供をあやすように「よしよし」と背中をなでてみればおとなしくローはされるがままになっている。

「ロー、てめぇどんだけ俺が好きなんだよ」
「さぁわからねぇ」
「かわいいな、てめぇ」
「どれだけ惚れているか、知りたいか」
「ん…興味はある」

ローはサンジから体を離すとサンジの顔を覗きこみニヤリと笑った。

「シャンブルズ」
「え」

サンジはハッと目を大きくする。なぜなら自分の目の前に自分がいたから。
目の前の自分は深くいじわるく微笑んで見せる。そしてゆっくりと立ち上がり先ほどローが出したものを流れ出てくる様を見せつけるかのように足を開いて見せた。






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