dream short
□濃いよ
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「へーいーちょーへいちょへいちょへいちょへいちょへいちょへいty「うるせぇ、ピーピー喚くな」聞いてくださいよぉおおぉおおおぉおお」
今日も調査兵団リヴァイ班は彼女の叫び声が響いていた。
名無しさんはもちろん実力には文句なく、討伐数、討伐補佐数共にリヴァイ班トップだ。
しかし、難は性格にあった。
最初訓練兵になったのはリヴァイに憧れてである。
その憧れは今とは違う、昔の憧れは「あの人のように強い兵士になりたい」である。
しかし、その目標は達成してしまった。
そして、今の憧れ、それは
「兵長に蹴られて殴られて罵られたいです!!!」
「そうか、今すぐやってやろうそこに跪け」
「はい!!!どうぞ!!!」
地面に四つん這いになって堂々と尻を突き出す名無しさん。
家畜、という言葉がとても似合う。
リヴァイは片手を顔に当て呆れてものが言えなくなっている。
「蹴ってくれないんですか・・・?」
「気分が変わった、来い」
「蹴ってくださればいつでも行きます!!!ですから蹴ってください!!!さぁ!!!」
「うるせぇさっさと来い」
一発蹴られて引きずられて連れて行かれる。
そんな中放つ名無しさんの言葉は
「ああん!!!兵長!!!!!今の蹴りすっごい良かったです!!出来ればこのまま引きずっててくださると幸いです!!!」
濃いよ、キャラ設定が。
(家畜)
(あはん!!!もっと言ってください!!!)
(・・・・チッ)
(嗚呼、舌打ちを聞けるなんて・・・)
((・・・開拓地に返そうか))
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