dream long
□第6章
2ページ/2ページ
「・・・ぃ、ぉい、おい」
「・・・んっ・・・・」
「まだ寝てんのか、早く起きろ、飯なくなんぞ」
「・・・あれぇ・・・リヴァイおはよぉ・・・」
「・・・・なんで、泣いてんだ」
「へ・・・」
自分で拭おうとしたらリヴァイに先に拭われた。
「なんか、変な夢見ちゃってぇ」
「・・・・そうか、早く着替えろ、」
へへっと私が笑うとぽんぽんっと頭を撫で、出て行った。
きっとリヴァイなりの慰めなんだろうな。
あの時を思い出すなんて、馬鹿げてる。
ふっと鼻で笑いながら布団を出た。
あの時は辛かったなんて、未だに誰にも言えてない。
_