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□夏の終わりの恒例行事
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「ああ、もうっ!」
菊坂が声を荒らげ、ドンッっと机を叩いた
私達はそれに驚き動きが止まる
「あのさ、本当になにしに来たの?君達は僕の家で喧嘩しに来たの?」
菊坂の顔がコワい
私がしょげてると
「はあ、どうせあれなんでしょ?夏休みの宿題を写させてほしいんでしょ?」
「う、うん」
もう毎年恒例のように私と市川は菊坂から夏休みの宿題を写させてもらっている
「全くさ。名前と市川は毎年そうだよね。どうにかならないの?」
最もなことなので言い返せない・・・
「す、すみませんでした」
「すまない」
すると菊坂は溜息をついたあと笑顔で
「うん。反省してるなら良いよ。それじゃあやろうか」
「うん!」
「ああ」
私は最後に来年はしっかりやろうと思った
おまけ↓
「ゴメン菊坂!今年もまた夏休みの宿題写させて!」
「また!?」