紅の魔女
□廻りだした歯車
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私は神葬の本拠地ある方を待っていた
「言われていた時間より遅いのですがどうかされたのでしょうか」
時計を見ても10分くらいは過ぎている
少し心配だが、あの人なら大丈夫でしょう
そのようなことを思っていると私の待っていた方が来た
「小鳥、お待たせしましたわ」
私の待っていた方とは私の主人である香撫様である
「いえ香撫様、平気です」
「そうですか。それでは小鳥に紹介したい人がおります」
香撫様は棒付きキャンディーを取り出し舐め始めた
「この前香撫様がおっしゃっていたスパイの方たちですか?」
香撫様は扉に指をさしながら
「ええそうです。今はこの部屋で着替えています。ところで小鳥もキャンディー舐めますか?」
私はいいえ。と断った