水谷文貴

□ある朝、目が覚めて
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「ん…」



朝の眩しい日差しが部屋に差し込む。




グッと腕を伸ばして、欠伸をする。







今日は久々の休みだから、ゆっくり寝よ…。





体の向きを変えて、布団を抱きまくら代わりにして…



布団、を…



布団…?










違和感を感じて、ゆっくり目を開く。






ん…?




んんん!!??







「…っっえぇぇ!!??」




目を見開いた。




そこには、俺の幼なじみであり想い人の姿。





『んー…っるさい、なぁ…』






「な、ななな、なんで俺のベッドで寝てんだよ!」




目を擦りながらムクリと起き上がった彼女は、舌たらずな口調で話しはじめた。




『ん、とね…きのー、ふみきのへやあそびきたら…、ふみきねてて…だから…ねた…』



「いやいや!寝た、じゃないでしょ!」







『ふふ…いーじゃん…、寝よ…』




可愛い顔で寝よ、とか言わないでよね!俺のが元気になっちゃ…((自主規制



『ふーみき…』



トロンとした目で、ゆっくり近づいてくる。





『ふみき…』





君とおれの距離…あと数センチ…





















ジリリリ!!


「うるさいな!もう!」





ガバッと起きる。と、



…彼女の姿、無し。





…まさかの夢オチですか。




「ハァ…」





でもまぁ、いい夢、だったかな。



また明日…続き見れるといいな…。






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夢オチ、すいませんm(__)m

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