好きと言えたら

□変わりたい気持ちと過去
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朝の挨拶と取り止めもない会話で賑わいをみせる教室…

高尾は窓際の席に座りぼんやりと外の景色を眺めていた…

すると登校時刻を過ぎた誰もいない校庭を慌てた様子で走るウララの姿を目にする


高尾「プハッ…春野の奴今日も遅刻かよ…これで今週は連続3回だぜぇ?」


そんなウララの様子を見送るのが最近は高尾の日課だ…


タッタッタッ…


大慌てで走るウララだったが突然何かを諦めたように、とぼとぼと歩き出すウララ…その表情はどこか切ない…


スタスタ…


高尾「…?」


高尾「なんか今日はいつもより元気ねぇな…なんかあったのか?」


高尾はそんなウララの僅かな変化にも気付き遠くから見守った…
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