好きと言えたら

□救いの手…
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次の日の朝…


マイとユリの自宅は自宅からわりと近い場所にあってか普段から皆よりも早く登校するこの二人…

今朝も一番乗りで二組の教室へ入ろうと戸を開ける


ガラガラ…


ウララ「あっ!マイちゃんユリちゃんおはよぉ〜」


すると普段では全くあり得ない人物が笑顔で出迎えた


マイ「おはよ〜!!って…えっ?!」

ユリ「何でウララがいるの?!えっ?!私の時計遅れてないよね?!」

マイ「もしかして今日は休日だったり?!」


言いたい放題の二人にたいしさすがに拗ねた様子で話すウララ


ウララ「ひどっ…!!わ…!私だってたまには早く来る事だってあるよっ!!」


ユリ「へーえ…珍しい…」

マイ「ハハハ!さすがにちょっと言い過ぎた?!」


するとユリが思い出した様に携帯を開き話を切り替えた


ユリ「あ…!そう言えばウララ?子猫の件だけどさぁ?私の知り合いが一匹飼ってくれるって言ってたよ?良かったじゃん!」


その嬉しく報告にウララは思わずユリに抱きついた


ウララ「本当にぃ?!良かったぁ〜!!ありがとぉ〜!!ユリちゃんのおかげだよぉ〜!!」


ギュッ…!!


マイ「あ!ユリちゃんばっかりズルいっ!!」


ユリ「いや…私は別にただ携帯でメール一斉送信しただけだから…」


こんな時でも冷静でクールなユリはいつもの様に冷め切った態度で交わす…

するとマイがウララの机の上に置かれているポスターとばらまかれる様に転がったカラフルなマジックを見つめ気付く…


マイ「あれれ?ポスター作り直したの?」


ウララ「うんっ!実はね?皆が来る前に新しく作り直したポスターを掲示板に貼っておこうって思ってさっ?だから今日は早めに登校してた訳なの〜」


マイ「あ…新しくしたのはウララちゃんのイラストじゃなく猫ちゃん達の写真使ったんだねぇ!?」


ウララ「そうだよぉ〜やっぱイラストよりも実際の写真使った方が見る人もイメージつかめるかなぁって思ってねぇ?」


ユリ「うん…その方がいいわぁ…絶対…」


するとウララは張り切った様子で作りたてのポスターを手に取り席を立った


ウララ「じゃあ!私コレ掲示板に貼ってくるねぇ!」


その瞬間ある事に気付いたユリが慌ててウララの肩を掴み引き止めた


ユリ「ちょっ!ちょっ!ちょっと待ちな!!」


ウララ「へ?なに??」


ユリはウララが手にしたポスターを指差しある事を指摘する


ユリ「ちょっと?そのポスターおかしくない?!」


その言葉にマイもその間違えに気付く


マイ「あ…本当だ!!これ依頼主の所ウララちゃんの名前になってるよぉ〜?!」


その二人の言葉にウララはやや言いづらい様子で口を開く…
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