好きと言えたら

□恋の終わり
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本格的な暑さが増し始める7月半ば…


生徒達の気持ちがどこか浮き足立っているのは夏の開放化からか…

それとも終業式を迎えたせいなのか…



マイ「夏休みの宿題多過ぎるよ〜!!絶対っ!!無理こんなのっ!!」

ウララ「なら皆でやろうよっ?」


マイ「それいいっ!!夏休み皆で集まろうよ!!」


ユリ「でもアンタ答え移すだけだからなぁ…」



終業式を終えた三人はどこか浮かれた様子で体育館から校舎へ繋がる渡り廊下を歩く…

その時、聞き覚えのある声が中庭から聞こえフッと足を止めるマイ



「それでさぁ〜」



マイ「あっ!金条先輩だっ!」


そこにいたのは中庭で友達と楽しそうに話す金条先輩だった


ウララ「マイちゃん先輩に声掛けた来たら?」


マイ「うんっ!ちょっと話してくるね?」


ウララに励まされ軽やかな足取りで先輩の元へ向かうマイの耳に突然届いた言葉に三人は凍りついた


友達「マジ?国仲とまだ何もしてねーの?」


マイ「…ッ!?」


金条「それが意外にガード固くでさぁ〜」


友達「国仲ってそんな感じには見えないけどなぁ?」


金条「俺も軽い女だと思って優しくしてやったのに、マジ今回は手ごわいかも?!ハハハ!」


その時金条の後ろに立つマイの存在に気付いた友達が青ざめ表情で口を開いた


友達「ちょ!!おいっ!!バッカ!!後ろ!!」


金条「えっ…?」


振り返った先に立っていたのは放心状態で目を丸くするマイだった…
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