好きと言えたら
□救いの手…
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ウララ「あ…これは…その…間違えじゃなくて!これでいいの!」
予想外なウララの発言に二人は目を丸くし驚いた
ユリ.マイ「えっ?!」
そしてマイがすかさずわその事を指摘する
ユリ「でも!ウララはっ!」
ウララ「いいのっっ!!」
マイの発言を遮るように放ったウララの言葉はいつになく強気でその態度にさらなる疑問をもつ二人
マイ.ユリ「…??」
するとウララは深妙なおもむきで二人に本音を話だした
ウララ「二人ももちろん知ってると思うけど…私ってほら?男の子と上手く話せないでしょ?それで今まではその…皆の力を借りたり甘えたりして何とかやって行けたけど…私ね?最近ちょっと想うんだ…このままで本当にいいのかなぁって…」
マイ「ウララちゃん…」
ウララ「私はいつも誰かを頼りにかしてて…それじゃ私はこの先ちっとも成長できないって思ったんだ…だからね?私変わりたいのっ…!皆が言うこの男嫌いな性格を克服したいのっ…!」
想像にもしていなかったウララの発言に固まり驚く二人…
マイ「えっ…ウララちゃんが男嫌いを克服っっ?!」
ユリ「それって可能なの?!」
その二人の疑問に対し積極的な態度で強い意欲を見せるウララ
ウララ「きっと可能だよっ!!ってゆーかこれはきっと私自身気持ちの持ちようだと思うからさ?だからね?このポスターに書いた私の名前は私の決意表明っ!!二人には凄く勝手かと思うけど…私これをきっかけに色々頑張ってみようと思ってるの…だからこの件は私一人でやらせて欲しい…」
ウララの揺るぎ無い意思とその言葉に納得した二人は少々後ろ髪を惹かれる想いで渋々承知した
ユリ「そっか…そこまで言うなら…」
マイ「私は別に今のままのウララちゃんで全然いいと思うんだけど…でも!ウララちゃんが悩んでそう決めた事なら私も応援するよ!大丈夫!きっと変われるよっ!」
ウララ「マイちゃん…」
ユリ「でも辛くなったらいつで私らに頼んなよ?本当無理だけはしないでよね?」
二人の優しさに触れ思わず目が潤んだウララであったが同じように二人の優しさを決して無駄にせぬよう俄然心を引き締めたウララであった…