The☆Trip
□一瞬の光
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「「わー!!!」」
漫画を読んでいると、突然辺りが光り始めた。
それは、ただの明るさではなくて目を開けられないほどの鋭い光。
うちらは反射的に、目を瞑る。
こんなことになるなんて、予想もつかなかったのだ。
それはたった3時間前……
香「最新巻出たでた♪続きが早く読みたいー!」
うちは今日発売された、進撃の巨人の最新巻が出たのでさそっく買って家に帰って読むことにした。
そのために、本屋から出てきたとこだ。
進撃の巨人という漫画は、すごく気持ち悪い話だが主人公たちがカッコいいので、気持ち悪くても読んでしまうのだ。
うち友達の有実もはまっているのかアニメと漫画と両方を見ている。
アニメは漫画よりリアルで、主人公のエレンとリヴァイ兵長はとてもかっこよくてはまってしまうくらい好きなのだ。
香「あっ、そうだ……有実に電話しないと……」
―― プルルルルッ
香「出ないかなー………」
有〔もしもし………〕
香「もしもし?香織でーす!」
有〔どうしたの?てか、今日もハイテンションだね……〕
香「まあねー!あっ、今日さ進撃の巨人の漫画の最新巻が出てね?一緒に読みたいなーって思って電話した!」
有〔それほんと?じゃあ、リヴァイ兵長も見れるの……?〕
香「そりゃ、見れるよ……出てるんだから……」
有〔分かった……ちょっと待ってて20分でそっちに行くから……〕
香「おっけー!じゃあ、待ってるねー!」
―― プツッ
うちは電話が切れたので、家に駆け寄るように急いだ。
家に5分程度でついたので、急いで部屋の片付けを始めた。
家の中はとても汚いので、いつも自分が片付けをしている。
そのうえ、両親が仕事で遅くなるのでいつも一人でご飯を食べる羽目になるのだ。
でも、両親がいないとすぐにだらけてしまい何も手をつけられない状態になるのだ。
だが今回は、有実が来るということでいつも以上に焦るように片付けを済ませた。
有実が来る5分前になり、片付いてお茶を出し漫画も袋から開けて寝そべりながら待っていた。