The☆Trip

□巨人たちの世界
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エレンside





エ「これじゃキリがないっ………」



ミ「巨人はまだまだくるわよ……」



エ「分かってるけど……」



ア「これは多すぎるよ……」



リ「お前ら、無駄口叩かず巨人を倒せ……」




数時間前から巨人と戦っているが巨人の数が増える一方だ。

そして、今はかなり危ない状態だ。

リヴァイ兵長が素早く反応して倒していってるおかげで命拾いしているけど。




エ「これじゃ立体機動装置があっても厳しいな……」



ア「あっ……あっ、ああー……」



エ「アルミン?どうしたんだよ……」



ジ「何があった?そんな恐ろしいものでも見たような顔しやがって……」



ア「だって、だって……あれ!」




俺はアルミンが指した方を見た。


するとそこには、一般人のような男と少年が巨人に食べられそうになっていた。


なぜ、あの場所に一般人がいるのか不安になった。




ラ「おいおい、あいつら危ないじゃないか……」



エ「あれじゃ死ぬぞっ!……」



ミ「待って、あの2人を見て……?」



ジ「あっ!なんで立体機動装置つけてない奴が巨人と普通に交えていられるんだよ……」




遠くからでもよく分かったのかジャンたちは目を見開いて固まっていた。

リヴァイ兵長なんて倒しながらも2人を見ていた。

だが、どう見て一般人とは違いかわしながらも相手をしているようだった。




ミ「帽子をかぶった男が少年を肩に乗せてるわ……」



ラ「なっ……それなのにまったくもって体勢を崩していない……」



ジ「何なんだ……あいつらは……」



リ「後で、あいつらのとこに行くぞ……」



調「「はい!」」



ア「まただ!……巨人がもう1体!」




アルミンの叫びによってまた俺たちの視線は一般人2人に注がれる。

どう見ても巨人を2体も倒すのは不可能だと思ったのか俺は助けに行こうとした。

だが、それをミカサが阻止した。




エ「ミカサ?!なんで……止めるんだよ!これじゃ俺の母さんのように……っ」



ミ「待って……彼らをよく見て……」



ジ「どういうことだよ………」



ア「あっ……肩に乗ってる少年が降りた……?」



エ「!もう1体の巨人に突っ込んでいった?!」



ミ「………それに、もう一人の男も避けながら巨人の肩に乗ったわ……」



リ「…………」




何が何だか分からずに彼らを見ていた。

ただ突っ立てるしかなかった。

それほど彼らは巨人を倒してしまったからだ。




ジ「マジかよ……一般人だよな?」



ア「きっとそうです……僕らのようなマントも立体機動もないし……」



リ「おい、巨人に殺されてえのか……?」



エ「!リヴァイ兵長……いえ……」



リ「あいつらにかまうんじゃねえ……こいつらを片付けてからにしろ……」


ミ「はい、兵長……」


ペ「分かりました」


俺らはよそ見をしていいわけじゃない。

巨人を倒さなきゃいけない。

それが俺ら調査兵団の仕事でもある。




ミ「!エレン!危ないっ!」



エ「えっ………?あっ……」




俺は見落としていた。

巨人がすぐ横にいることも知らずに戦っていたのだ。

横を見ると大きい目ん玉がこちらを見ていて血の気が引いた。

その時は今度こそ死ぬんだと思い覚悟して目をつむった。





?「お兄さん………大丈夫?」



エ「えっ………?」



?「危なかったねー……助けに来てよかったよ……あー、ホントにこの世界は面白いことがたくさんだ」




巨人の肩に乗り耳を切り落としながら帽子をかぶった男は笑っていた。

そしてその後ろからひとつ結びをした少年?がその巨人を倒したのだ。
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