禁断の果実を貪る者

□お風呂と生理と
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「神楽〜一緒にお風呂行こう〜?」
そう言うのは女神なクリスタ。

一日中ある訓練を通常より死に潜るぐらい頑張って乗り越えた私。
何故なら…

「ごめんなさい…私生理なの…」

そう。女を苦しめる生理期間
しかも、二日目。最悪すぎる。
汗と蒸れでとにかく早く
お風呂に入りたい…

「えーせっかく神楽の豊満な胸を拝めるチャンスだったのに…」残念そうに呟くサシャ。

「仕方ないさ…生理だしな」
うんうんと頷く、ユミル。

「お風呂なら22時以降なら男子も終わるから…その後入るね」

すると、ミカサが
「ならエレンに頼んで早めに上がるように頼んどく…」
ミカサちゃんッ!私の為に気遣ってくれて…本当良い子!

「ありがとう、でも大丈夫!早く行かないと、男子の時間になるよ!いってらっしゃい〜」

そう言って、私は4人を見送った。
兵団内のお風呂は、時間で分けられている為、時間内に入らないと
お湯を抜かれてしまうのだ。

生理だし、シャワーでいいかな…

そう思いながら、私は時間まで
鍛錬をする事にした。


それから、男子が全員上がり、
消灯後、お風呂場に向かった。
ドアを開けるとやはり誰もいない。たまには一人も悪くないなと思い、着替え始めた。

バスタオルと石鹸やらなんやらを
持って浴室に入る。
見ると湯が貼っていた。…抜き忘れかな?と思ったが、なんなら入っちゃえ!と思い、個室のシャワー室に入った。







…仕事も終わり懐の懐中時計は
消灯時間を過ぎていた。
シャワーでも浴びるか…
そう思い、自室を後にし、風呂場に向かった。
ドアを開けると、誰か一人入っているようだが、別に構わないだろ
と思い、前を隠し浴室に足をいれた。

個室用のシャワー室に人がいた。が。何か可笑しかった。

いや、というより、シャワー室の隙間から何かぴちゃぴちゃと滴り落ちる水音。
だが、流れるのは、真っ赤な血。
すると、なかから声が漏れてきた。

「はぁ…血が…止まらないよ〜…
今回は酷いなぁ…あーあ…血溜まりになっちゃってる…痛いよぉ…」

…。
しまった。なんと、神楽がまだ入っていたのだ。
愛しい女性が目の前の個室で
月モノと格闘していた。

シャァァァァァァア…

一気に響くシャワーの水音
私は…一体どうすれば…
仕方なく隣りの個室に入り、
シャワーを浴びた。隣りには愛すべき彼女の裸体。
こんな美味しい状況で、自分は何処まで、理性が保つか。
別の意味で違う、男の格闘であった…。



…誰か隣りにいるのかな…?
だけど…

下は足が見えるので屈んで覗いて見る。筋肉質な太い足が見えた。
…え?なんか太いな…
目の錯覚かな?…まぁいいや!

そう思い、私は身体を洗い始めた。


…ッ我慢の限界が近い今、
神楽の所に行ったら
嫌われるだろうか…
しかし、もう無理だ…隣りには、
愛しい女性。しかもまだ見たことない裸体だぞ?
…もう、無理だ…
私は本能に負け、神楽がいる個室の扉を開けた。


バンッ!

「…ッ‼きゃあ?!」

いきなり扉を開けられ私はビックリした。しかし一番ビックリしたのは、目の前にエルヴィン団長が
居たからだ。

「エルヴィン…ッ団長ぉ?!え…なんでッあ…いや…わたしっ?!」頭がパニックってた。
すると、エルヴィン団長は
私の目の前まで来た。
初めて見る裸。逞しいくらいの筋肉質な身体は本当に男の人なんだと実感させられる。
贅肉一つない綺麗な身体。

どうしよ…逃げられない。
すると、エルヴィン団長が私を抱き寄せた。
「ふぁっ?!エルヴィン団長ぉ!?」
「今はエルヴィンでいいよ。」

エルヴィンさんは私の肩に顔を埋めていた。身長160しかない私と彼の身長は30近く差があるだろう。
彼は私を抱く時足を屈んでくれる。
…って!そんな場合じゃない!
今私は生理!血が大量に出て汚い。
「エルヴィンさん…私今、生理で…あの…だから…その…」
私は恥ずかしい気持ちを頑張って抑えながら言うモノのやはり恥ずかしい。
すると、エルヴィンさんは
私を見つめて、
「なら、私が舐めてあげよう。」

…え?

そう言うと、屈んで私の秘部が
見えるくらいの所までしゃがむ。


な、舐める?!
いや…ダメですよ…
エルヴィンさんッ‼

「ダメですよ‼汚いしそれに…ンァッ?!」

甘い痺れが身体を駆け巡る。

ぴちゃっクチャッ…

「ふっ…ぅん…あっやッ‼」


初めて触れられる秘部に舌が這って来る。いきなりこんな事されて、恥ずかしいのと快感がゴチャゴチャになるのが頭の中でグルグル回る。

はぁ…私はヤってしまった。
一度も身体を繋げた事がない神楽の秘部に顔を突っ込みれろれろと、舐めまわしているのだから。
初めて見た彼女の身体はとても
美しく、豊満な胸はとても柔らかそうで、綺麗な曲線を描くくびれ。
それに、羞恥心で真っ赤な顔を手で抑えながら、可愛らしい喘ぎ声を出す。

神楽の中は、ぐちょぐちょに濡れており愛液と血液が混ざった味がする。


クチャッ…ジュルッヂュウ…
「ふぅう…あっア‼やぁ…エルヴィンっさぁんッ!」
これ以上は…やめて…
そう目で訴えると、ニコリと笑い
静かに舌を抜いた。
口周りは私の愛液と血液でなんともグロテスクになっていた。

私はエルヴィンさんの顔を優しく
手で触り、血がついた口周りを
チロチロと舐めた。

…不味い。
それでも、舐め取り綺麗にして行く。
「神楽…ありがとう。それとすまなかった。まさか入っているとは思わなくてな…」

エルヴィンさんは私に、申し訳なさそうに謝ってきたが私には、
余り会えない愛しい人に会えて良かったと思う。

まぁ…恥ずかしかったけど…
けど入って来た人がエルヴィン
さんで良かったと思う。
だって、私は貴方のモノですから
他の方に見せたくないもの…

私は静かに彼の首に手を回す。
そして、優しい甘いキスをする



口中で混ざり合うのは
血と本当の愛であった…

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