散文

□雑文・散文
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藤内の不幸


作法委員で化粧して遊ぶ。


途中までは首化粧のための女装だったんだ。

綾部先輩に「やってあげる」と言われたので任せたらとんでもない顔になった。

山田先生みたいとか、兵太夫がぬかしたので『ちゅーしちゃうわよ〜ん』
とかふざけてたら委員長が入ってきて……

「な…なな、な」
「ちゅ〜したいんじゃ無かったのか。さ、委員会始めるぞ〜。」

「…と、藤内先輩」
伝七の心配そうな声と先輩の手を叩く音が遠くに聞こえた。







「ねえ藤内!出て来いよ!何があったんだよ!!ちょっ…入れろよ!僕の部屋でもあるんだぞ!」

「…」


「泣きながら走ってるのを見たが、どうしたんだ藤内。」
「男にチューされたんだと」
「なんだ!それくらいでっ情けない!!」
「お年頃なんだよ…」


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