dream host

□3話
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ハルヒside


―あんまりですお母さん

貴女亡き後、金遣いの荒い父
との生活苦節10年

必死の努力でやっと入った
この学院で…

自分はホスト部とかいう
わけのわからん軍団につかまっ
てしまいました…

「環くんなら夏は何処へ
連れてってくれる?」

環「君の行きたい所なら
どこへでも」

「今日はケーキを焼いてきたの

食べてくれる?」

環「君が食べさせてくれるなら」

「やだ環くんvV」

あっちではやたら薔薇が見える
ような幻覚まで覚えてしまう接
客もあれば…

光「そんでこいつってば
徹夜で作ったデータ寝ぼけて
初期化させちゃってさー」

馨「光!!その話は!!///」

「馨くんかわい〜vV」

馨「ひどいよ。みんなの前で…」

光「馨…

ごめんよ馨…あの時のお前が
あんまり可愛かったから……」

馨「光…!!」

お客いわく"麗しき兄弟愛"で
周りがキラキラ状態だったり…

それを何故か泣いて喜ぶ女子達
がいたり……

自分にはよくわからん世界だ

副部長の鏡夜先輩いわく

各自の特性を生かしてお客の
ニーズに応える方針らしい…

鏡「ちなみに環と蒼真先輩が
うちのナンバー1だよ」

確かあの薔薇風景が異様に見え
るのが須王先輩で

この間助けてくれた常識人な人
が蒼真先輩………

まぁ、蒼真先輩はわかるとして…

あんなのがナンバー1って…υ

名簿を見せてもらったら
大方7割が蒼真先輩か須王
先輩を指名していた

つまり10人に7人が指名している
というわけだ

鏡「当分 君は雑用係だ

逃げるのは自由だが………
我が家には有能なスタッフが
揃っててね

君、パスポートは持ってる?」

そう言ってにっこり笑いながら
言う鏡夜先輩

つまりは逃げれば日本にいられ
なくしてやるぞとかいう意だろ
う……。

そう思うとこの綺麗な笑みも
まるで悪魔の笑みだ……υ

環「しっかり800万円分働いてね
ダサ岡くんvV」

藤「(ゾワッ)ひゃッ!!υ」

いきなり耳に息を吹きかけられ
て振り向いてみれば、案の定
須王先輩だった

藤「やめて下さいυ」

環「おや?これも立派なテクの
1つなのに」

藤「基本的にそーゆうの興味
ないんです」

何を不思議そうな顔で見てくる
んだか…

藤「大体どうでもよくないです
か?男とか女とか外見とか…

人間大切なのは中身でしょう?」

環「…まぁ確かに…」

あれ?この人でも理解できるの?

環「残酷なものだよねぇ…

神は時として器も中身も完璧な
人間をうみだしてしまうようだ
からねぇ…」

…前言撤回 ダメだこの人…

何ていうんだっけなこういうの

めんどう…
じゃなくてもっとこう的確な…

藤「あ!!そうか」

環「あぁ!!理解してくれたか!!」

何やらさっきから須王先輩は
何か言ってたみたいで、それを
理解したとおもったのだろうが
残念ながら違う

藤「"うざい"だ」

うん。しっくりくる

でもそれを言った直後何故か
須王先輩は固まってしまって、
その後体育座りをしていじけて
しまった

光「やっぱ強者だなおまえ〜!!
(笑)」

馨「あそこまでダメージ与えら
れる奴はそうはいないって!!(笑)」

何やら常陸院ブラザーズはツボ
にハマったらしく笑ってるし…

…なにやらはげしく落ちこませ
てしまった…

藤「あの〜
須王せんぱi「キング」」

不本意ながらに機嫌をとろうと
したらいきなり言葉を遮れた。

環「俺はここじゃそれで通って
るから…」

体育座りしたままいじけた様に
言ってきた

藤「ハァ…υじゃあ
キンg「あーちょっと邪魔ー殿下ー」」

馨「サボってないで働いてよ殿ー」

鏡「環 指名客たまってるぞ」

…誰もよんじゃいなかった

本当にこの部は大丈夫なのかと
不安になりながら密かに溜息を
はいた


ハルヒside-end-
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