二次創作

□愛してるの言葉じゃ
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チュンチュンと可愛らしく囀ずる雀の声で目が覚めた。

窓から朝日が入ってきて眩しい。

目を細めて外を見ると、いつもとは違う景色が広がっている。

( あ…そっか…昨日ギルの家に泊まったんだっけ )

寝惚けながら記憶を辿る。


確か昨日は、レベイユで怪しい動きをしている集団がいるって事で、ギルにそれを見付け次第粛清って任務が与えられて…。

( 俺がそれにのこのこと付いていって )

案の定足手まといになったのだけど、ギルの冷静な判断、行動で無事解決したのだった。

その集団はバスカヴィルと通じていたらしく、儀式にまつわる情報を集めていたようだった。

しかしチェインと契約している者はいなかった為、鴉・黒ウサギの力は必要なかった。


任務を終えた時、既に日が暮れていたのでレベイユにあるギルの家に泊まる事になったのだ。

ラッキーと思ってしまったのはオズだけの秘密である。

体を起こすと、ギルの寝ていた場所が冷たい事に気付く。

( ちなみに当然同じベッド )

オズが遅かったのか、ギルが早起きなのか、窓からの光だけではにわかに判断出来ないが、恐らく後者である。

オズは煙草の臭いが染み付いた布団から出て、ギルを探すように階段を下りていった。
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