第一図書室
□好きですよ
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「ねぇ、突然なんだけど」
オレがソファに座りながら携帯をいじっているとカノが現れ、顔をぐっと寄せてきた。
…コイツやっぱイケメンだよな…。…オレ今少し顔が赤い気がする。
「か、顔近…いやなんでもねぇ。なに?」
「僕のことすき?」
「んへ!!!!????」
おもわずのけぞる。もう完全に顔は真っ赤だろう。コイツほんとに突然だな…!
「あ、あほ!!もし好きだとしても言えるか!!」
しまった
「えー…残念…シンタロー君告白してくれた時くらいしか好きって言ってくれてないよ?あ、それとも…その…僕のこと嫌いになっちゃったの…?」
カノが涙目で聞いてくる。くそっ…!
「き、嫌いなんかじゃねぇっ!お前知ってるだろ!?オレがそういうの苦手っていうの!」
「うん?知ってるよ。でもなんか…寂しくなってきちゃって…」
そういいながら、カノはオレを…俗にいうお姫様抱っこしていた。
「そ、そうか…ってはぁ!?なにしてんだよ!おろせバカノ!!」
「やだ☆」