第二図書室
□お迎え
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任務が終わり、アジトに帰る途中。
街灯の下に佇む、見慣れた人影を見つけた。
「あ、キド〜」
人影に駆け寄って声を掛けると、その人影が気付いて振り返った。
「あぁ、カノか。どうしたんだこんなところで」
「いや、どうしたも何も任務から帰る途中だけど…キドこそこんな所で何してるの?もしかして彼氏待ちおぅふ!!」
そこまで言ったところで腹パンをされた。キ、キド…もうちょっと女の子らしくさぁ…。
「ば、馬鹿か!!断じて違う!その…なんだ、か、帰るぞ!!」
キドが「照れてるのバレバレw」という程に取り乱し、赤面しながら先を歩いていった。まぁこういうとこ可愛いから好きなんだけどね。
「ちょ、キド待ってよ〜!」
小走りで追い掛け、やっと追いつく。
「ねぇ、キドさぁ」
僕が少しニヤケながらキドの顔を覗き込む。
「ん。何だ」
「もしかして僕のこと待っててくれたの?」
僕がふざけ半分で聞くと、キドは分かりやすすぎるくらいに顔を赤くした。
「は…はぁ!?お前は馬鹿か!?そんなわけないだろうが!は、早く帰るぞ馬鹿が!!」
キドはフードを深く被り、スタスタと歩いていった。ちょ、置いてくのは勘弁だよキド!
「キドってば可愛いなぁもう!」と叫びたかったが、腹パンされそうなのでやめにした。
キドにおいてかれないように、僕も早足で帰り道を歩き、「アジトに帰ったらキドのデレは見れなさそうだなぁ」なんて呟いて、また小走りにキドを追いかけた。
☆
人生初のカノキドにびっくり
すみません…ホントすみません。
今度はしっかり書きます。短編あざました丶(;▽;)ノ!