孤独な姫を愛するドSな11人の王子様
□6.夏だ!!海だ!!合宿だ!!
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零「だ、大丈夫?涼太、大輝、敦......。」
黄「きっつ......。」
青「只でさえハードだっつうのに......倍は......死んじまう......。」
紫「お〜か〜し〜」
零「今のうちに休憩しておきなね。」
今日は合宿。
お約束だった三人は、この二日間、皆の練習メニューの倍。
紫「零ちん......何か甘いもの......。」
零「甘いものか......。あ、あるよ。」
紫「マジで!?頂戴〜!!」
青「紫原ばっかりずりぃぞ!!零、俺にも甘いもん。」
零「マネージャーの皆でレモンのハチミツ漬け持ってきたんだ。」
黄「皆でってことは、沢山あるっスね♪」
零「うん。そういえばさつきが沢山持ってきてたな......。」
青「はぁ!?」
零「大輝?どうしたの?」
―――――ガシッ
青「ちょっと来い!!」
零「う、うん......。」
大輝はキョロキョロして、私の腕を引っ張っていった。
青「ここなら良いか......。」
零「どうしたの?」
青「......さつきが持ってきたレモンどこだ?」
零「え?確か......体育館に持ってきてたよ?すぐに食べれるように。」
青「マジかよ!!やべぇな......。」
零「......ふふっ。大丈夫だよ。大輝。」
青「何がだよ。」
零「レモンはちゃんと切っておいたから。ね?」
青「お前......まさか。」
零「知ってるよ。さつきが料理苦手なこと。だから、こっそり切っておいたの。」
青「助かった......。」
零「そんなに酷いんだ。さつきの料理。」
青「嗚呼......。ちなみに零は......。」
零「多分大丈夫......かな?」
青「(まさか......。)」
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