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□逢いたいよ
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〜ハル目線〜
アヤさんがいなくなった時、アンタは生きる意味をなくしたような顔をしてたよ。
だからアタシはアンタに言ったね。
「アンタは死なないでくれよ。」って。
「アタシを置いて逝くなよ。」って・・・。
忘れたとは言わせないよ。
アタシがそう言った後、アンタは何度もうなずいてくれた。
あれは嘘だったのかい?
アンタはアタシを置いて逝っちまったじゃないか。
一人でアヤさんの所にさっさと行きやがって・・・。
アタシも、アヤさんに逢いたいよ。
天国に逝けば逢えるのかい?
地獄には逝ってないよな?
ジン・・・。
アンタはあの宗教家のグループに殺されたんだってな。
アヤさんのことを調べて・・・。
アタシ、薄々気がついてたんだよ。
もう、あの人はこの世にいないんじゃないかって・・・。
そんなこと、オマエが認めるわけ無いから、ずっと黙ってたけどさ。
なぁ・・・アタシもそっちに逝っていいかい?
思ったより一人は寂しいんだよ。
不思議だね、今までずっと一人だったはずなのに・・・。
違うね。アヤさんがいなくても、アタシにはジンがいた。
アンタはアタシの中で、こんなに大きな存在になってたんだね。
気がつかなかったよ・・・。
・・・せっかく二人きりになれたところ、すまないけどさ、アタシもそっちに逝くよ。
簡単にそっちへ逝ける方法、思いついたからさ・・・。
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