カゲロウデイズ menu

□真実ト動キ出スモノ
1ページ/4ページ

「えーっと・・・、秘密にしといてもらえますか・・・?」
キ「女・・・なのか。何で言わなかったんだ?」
「探偵なので。女で子供って一番なめられるんです。それが嫌で。」
セ「・・・?俺らに秘密にする必要、あるっすか?」
「すいません、なかなか言い出せなくて。関係者にばれるのは嫌だし、その・・・信じていないわけじゃないんですが・・・。・・・さんが言ってしまいそうで。」
キドもセトも誰のことを言ったのか分からず、聞き返した。
「い、言わないで下さいね?」
セ「言わないっす。」
キ「約束は守ろう。」
「・・・か、カノさんが・・・。」
セ・キ「「・・・・・ブッ!!」」
セ「あー、いや、なんか・・・。」
キ「会ってそんなに経ってない人にまでそんなこと言われるとはな・・・。・・・クッ」
「な、なんかすいません・・・」
セ「いや、笑ったのはこっちっすから。こっちこそ悪いっす。」
キ「シンタローには?」
「・・・知られたくないです。」
キ「まぁ、学校があるしな。・・・アイツがまた学校へ行く気なのかどうかは知らんが。」
「如月君は学力的には行かなくても大丈夫だと思うんですけど・・・。コミュショーが・・・。」
シ「ん?なんか騒がしいと思ったら。何やってんだ?こんなとこで。」
セ「あ、噂をすれば影っすね。」
シ「え、俺のこと話してたの?・・・何?」
キ「コミュショーの話を」
シ「あ、聞かなければよかった。・・・つか、なんでそんな話にツバサまで参加してんの!?」
「いちゃ悪いですか?同じクラスなんですが。」
シ「あー、そっか。・・・そういや、なんでお前って俺より年上なの?」
「留学してたので。帰国子女ですよ。」
キ「へぇ、どこに行ってたんだ?」
「ドイツです。」
キ「ドイツ語は話せるのか?」
「もちろんです。Er wartet alle auf Mr.」
セ「それ、誰に言ったんすか?」
「如月君です。」
シ「え、どういう意味?ドイツ語は分からん」
「・・・内緒です。」
シ「はぁ?なんだよそれ。・・・まぁ、いいや。俺はもう寝るよ。おやすみ」
「おやすみなさい。・・・僕も寝ますね。おやすみなさい。」
セ・キ「「おやすみ」」



(皆君の事を待ってるよ。)
次へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ