跡忍/中学生的日常/セクシー小説
□リップクリーム(跡忍)
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唇が乾燥する季節になりました。
「忍足、今日図書館付き合え」
部活の休憩時間に、ふいに誘われて忍足はラケットにグリップテープを巻きながら頷く。
「ええよ。なんか借りるんやな?」
「美術史の資料だ」
「ほな、付き合うたるわ。その後、クレープ屋さん寄ってええ?」
乙女な趣味を持つ忍足の一面を知るのは、跡部しかいない。
「またチョコバナナクレープか」
「おん」
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