跡忍/中学生的日常/セクシー小説

□風邪っぴき(跡忍)
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風邪を引いてしもた。

「うぅ…腹減った」
炊いてあったご飯も底を尽き、一人暮らしのため食料も底を尽き、ぐったり寝ている始末。
もうだめだ…そう思った瞬間だった。
インターホンが鳴った。
同時に跡部専用の着メロ。
「まさか…」
携帯の画面には、簡潔に。
『出ろ』
とだけ書いてあった。
逸る気持ちを抑え、玄関に向かう。
「来てやったぜ」
大丈夫かよ、と呆れ顔で言うのが、部活仲間の跡部景吾。
「大丈夫やあらへん。瀕死やってん」
神様…! と奉りかけた忍足の頭をコツンと叩いて跡部は部屋に入った。
「米は?」
「炊いたのは食べ尽くしてもうた」
「寝てろ。粥作ってやる。今日泊まってくからな」
「おん」
勝手知ったるという風に、跡部はキッチンへ向かう。
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