跡忍/中学生的日常/セクシー小説

□消しゴム半分こ(跡忍)
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見れば、跡部は器用にカッターで消しゴムを半分に切っているではないか。
忍足は、どきどきして言葉もなくじっとそれを見つめていた。
「ほらよ」
「ええのん?」
手渡された消しゴムが、跡部とお揃いで半分こになっている。
「おおきに」
「どうした、可愛い顔して」
跡部の台詞に、思わず忍足は目を見開いてしまった。
「女口説くみたいに言うんやな」
「嬉しかったからそんな表情したんだろ?」
にやりと笑う跡部に悪気はない。
「…せやね」
しぶしぶ認めて忍足は消しゴムを指で弄んだ。
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