カクタスサボテン男

本日はオディロン・ルドンのサボテン男を紹介

ルドンは
19〜20世紀初頭にかけてフランスで活動した芸術家オディロン・ルドンは、 印象派の画家たちとほぼ同じ世代に生まれながらも、不気味な怪物たちがうごめく光景や、神秘的で幻想的な世界を描いた。

目玉が有名。

はじめの30年くらいの間は、木炭素描、石版画、銅版画などを使用して、白と黒の世界に埋没した。色彩よりも黒がはるかに優れた精神の代理者と考えた。
石版画集として、『夢の中で』『エドガー・ポオに』『ゴヤ讃』『聖アントワーヌの誘惑』、銅版画集に『悪の華』などがある。


死後、シュルレアリストたちは、幻視、幻覚、ファンタジー性があり、ルドン自身が作品を無意識的方法と述べたことから、シュルレアリズムの先駆者と見た

目玉がともかく有名で、ゲゲゲのあの人や
悪の何とかという漫画にもまんまルドンの作品がのっていた。日本人ルドン大好き



サボテンはごっってりゴツゴツしている割には
とげがあって繊細
まるで女々しい男のようだ

どこぞのサボテン屋が言ってったのを思い出す

男の頭が植木鉢から生えている。
頭から首にかけてとげがあって痛そう。
サボテンというだけあって肌も硬そうだ。

大きな目、平たいぺっちゃんこな鼻、広い唇のアフリカ的なお顔立ち

どうも、このころパリでアルゼンチンあたりの原住民をテーマにした展覧会があったらしく
それに触発された感じ。
あのおパリですから野蛮だが文化はあるんだ。ぐらいにしかとらえてないか
スピ系のやつら的には原始のパワーをビリビリ感じとったんだろう。

ルドンはどっちかわかんないけども
サボテンをアフリカ系のお顔にしてるので
人間の野蛮さと文化の力を表現していて

自然のパワーと原始の力を植物に見出しだろう




植木鉢には、ギリシア神話の男を殺す女戦士、アマゾネスの装飾が施されている。アマゾネスたちの女性と男性の融合という特性は、人間と植物の融合という主題の繰り返しとなっている。

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