メカクシティアクターズ

□メカクシコード
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とりあえずキサラギさんの携帯を機種変更するために携帯屋さんに行くことになった。
でもどうせ行くならデパートに行こうということで目的地はデパートに変更。

どうやらマリーちゃんのマグカップを買うためらしい。
本当に優しいですね。
それでマリーちゃんを誘ったキサラギさん。




「お、キサラギちゃんに誘ってもらえたの?」



「う、うん……お出かけの準備してくる!」





「それは良かったね!あ、あの靴下はいて行くんでしょ!?……プッ………ク……!」






『…あっ……』



やっちゃったね……よく分からないけどマリーちゃん怒らせちゃダメでしょ……
キドさんも「しまった」というような顔をしていた。




「カ、カノさん……?どうかしたん……」




キサラギさんがマリーちゃんの赤い目を見て「うわぁっ!!」と声を上げた。




「はぁ〜馬鹿か……」




『もともと馬鹿だったんですから仕方ないですよ…』





「こ、これは一体どういう……?」





「あぁ、マリーは『目を合わせた』奴のことを石にできるんだ」





「い、石ぃ!?」




結構驚くものなんですね〜
私の時はカッコイイなんて言ったな〜




「それってどういう……っていうかこれカノさん大丈夫なんですか!?」






「いや、もうこうなってしまったら手遅れだ……一生このまま戻らない」





『残念ですけどね……』





「よし!このまま部屋に飾って洋服掛けにでもするか!」





『え……これを洋服掛けにするんですか?……正直こんなのほしくもないです……』




私だったら絶対にこんなのいらない。
夜中にみたら不気味じゃないですか…これ。




「確かにそうだな……」




「とりあえず邪魔だからゴミにでも出すか……」




「うん……こんなの早く棄てよう……」




マリーちゃん…本心が出てますよ〜
まぁ、私も大賛成ですがね!




「よっと……ルナそっち持ってくれ」




『は〜い!……よっと!』





キドさんに言われたとおり私は運び出そうとカノさんを持った。





「――うわぁ!?なにやってんのキド、ルナ。二人ともいきなり抱きつくなんてっておぅふ!!」




なんか起きてきましたね〜
キドさんと私はカノさんに怒りの鉄槌を一発食らわせた。いや…カノさんからすると二発かな?





「アホかお前は!?出かけるっつってんのに余計なことすんな!」




『全くですよ!手間を取らせないでください!』




「団長…ルナちゃん…すみませ〜ん」



あともう一発殴っておきたいところだけど……そろそろ時間がね。




『さぁ、皆さんそろそろ出かけないと……。マリーちゃんも早く準備してこないと。お店が閉まっちゃうよ?』





「え!?うわ……急いで支度してくるね……!」
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