罪を背負った翼
□第６話
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｢クロエ！！！｣
ディアンヌが泣いて迎える。
『ディアンヌ…ごめんなさい……ずっと言いたいことがあったの……』
｢？｣
『私､ディアンヌに会えて良かったです！』
とびきりの笑顔で言う。
｢！！ボクもだよぉ〜！！！｣
『わっ！』
ディアンヌに掬い上げられ､頬ずりされる。
そして笑い合う。
｢クロエ！！｣
『エリザベス！』
｢……待ってました。お帰り､なさい…！！｣
泣きながら言うエリザベスに苦笑いしながら、
『ただいま！』
笑顔でいう。
｢足怪我してるくせに元気じゃねーか♪｣
『足の怪我と体調は関係ないです！』
｢ったく、調子いいぜ〜｣
バンに小突かれる。
｢クロエ、改めてよろしくな！｣
『団長……はいっ！』
メリオダスと握手を交わす。
｢そのさ、クロエがいないとディアンヌが悲しむから､もう裏切らないでよね！｣
『キング…もう､裏切らないです……』
クロエはこのメンツを敵に回したら怖そうですし、と苦笑いする。
私が求めていた幸せは､こんな近くにあったのだと実感する―――。
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