Stage @

□未来から来た者・・・・。
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土「 時間は十分にあったはずだ。お前が何者かを説明してもらおうじゃねえか 」



留衣『 はい。少し長くなりますが最後まで聞いてくれますか?』




近「 もちろんだとも!話してくれたまえ」



留衣『はい・・・・/// 』



近藤と留衣は、まるで来世の遠藤との時間のように微笑みあった。



(なんだか、気に入らない・・・・)



一人どこか不貞腐れ気味の総司。



そんな総司の心情が分かった留衣は、総司をチラっと見て微笑むが総司はぷィ!と顔を背けた。



留衣(ふふふ・・・・総司君、かわゆす・・・・//// 約束した通りちゃんと話すからね!)




留衣『 さっきも話した通り、私の名は留衣と申します。信じられないかもしれませんが、 私はこの時代より遥か未来からやってきました』



「「「 はぁ?? 」」」




幹部達は全員、目を見開いて驚いていた。



(そりゃ〜ビックリするよね?あたしが一番信じられないよ〜(_ _。))




そんな空気の中、また留衣は続きを付け足していく。



留衣『 自分でもまだ、信じられません。私は知り合いの遠藤さんと、ある屋敷に行きました。そしたらそのまま・・・・この時代へ・・・・。私も今、自分の身に何が起きてるか分からず混乱している所です・・・・。ご迷惑をお掛けしないように、帰りたいんですけど・・・・帰りかたが全くわからないんです・・・・』




(今は、掛け軸、生まれ変わりは言わなくていいかな・・・・。混乱するだけだもんね)




留衣は 自分の中の許容範囲内で説明をした。



この時代へ来たはいいものの・・・・帰り方が分からないのも事実なのだ。



そんな留衣の事情に、一番真っ先に彼が心情を察する。




近「帰れないとは可哀想に、じゃあ屯所に・・・」




全「近藤さんっ!!!」



全員に突っ込まれてしまう近藤だったが、背筋を伸ばすと続きを付け足した。



近「だが、困ってる人をむざむざ放ってもおけぬだろう」



近藤は、情に熱い人間である。


留衣が困っていると分かれば助けてあげたいのだ。だが、説明は《未来から来た。》なのだ、皆が怪しむのも確かだろう。




永「 嘘だろ?そんな夢みたいな話あるのかよ」




永倉がポツリと呟けば、頭を捻らせていた。


だが・・・・



(だから・・・・名前か・・・。)




平助と総司はどこか一つパズルが組みあった。



二人の名前を教えて居なくても、留衣は自分達の名を知っていたのだ。



これは 留衣が未来から来た事を証明する事にもなる。



だが未だ不鮮明な事はたくさん残っている事には変わらなかった・・・・。
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