Stage @

□・・・・鍵
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薄桜鬼と言えば、ルート別だ。

自分が過ごすであろうルートも、千鶴の恋の行方も非常に気になった留衣は、ニヤニヤしながら千鶴に問う。


留衣『そぉ言えばぁ!千鶴は、誰の小姓になったのぉ?』


(〃艸〃)


(ワクワク ドキドキ そわそわ・・・・///// )


留衣は、生薄桜鬼を堪能出来る喜びに 胸をドキドキさせながら期待が溢れて千鶴の言葉を待っていた。



千鶴「沖田さんですよ」




留衣『・・・・え?』


胸がズキンと、痛んだ。


正直、こう言われる事を全然 想像などしていなかった留衣・・・・。


(そうだよね・・・・トリップしたからって 結ばれる訳じゃないんだもんね・・・・)



心でそんな事を考えれば、悲しく笑うとちょっぴり切なくなった。

総司の笑顔に留衣は、何度救われたのだろうか・・・・。


たくさん笑って、意地悪されて・・・・

でもそんな時間が心地よくて・・・・。

総司の見えない優しさや、胸の内が分かってくる程、彼に惹かれていく自分。


今度は千鶴がその道を辿る事を考えれば、痛んだ胸は・・・・静まる事はなかった。

考えてみれば・・・・


現に留衣は、総司には、意地悪か、おもちゃ扱いにしかされていない。

総司の事を知っている大半が、自分の夢の世界だったのかもしれない。

そんな事を考えたら、留衣は 知らずにしゅんとしてしまっていた。


(そもそも、あたしは薄桜鬼には居ない人で掛け軸の謎のために ここにいるんだし・・・・)


自分の中で自問自答を繰り返し、自身を落ち着かせている留衣。



千「留衣ちゃん?留衣ちゃん?」


千鶴に呼ばれて、しばらく放心状態だった事に気付けば慌てて言葉を紡いだ。


留衣『 あー!総司君の小姓なの? 大変だぁ〜!でも、総司君はああ見えていい人なんだよ?千鶴 頑張ってね?!』



なんだか・・・・
うまく言葉にならなかった。



ちゃんと 笑えてたかな?
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