Stage @

□目が覚めたら・・・・。
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留衣『おはようございます!頑張って仕事終わらせてきました! 』



遠藤「ははは。今日も、元気だな?留衣の笑顔を見たら、疲れも吹っ飛ぶなぁ!」



待ちに待った同伴の日。



留衣は、二日酔いの自分に負けぬようにいつも以上にお洒落をしてウキウキな気分へとシフトチェンジをした。



そして何よりも、お腹の虫がウキウキしている。



留衣は、父のような暖かさを持つ遠藤と仕事の傍ら家族といるような暖かい時間を過ごすのが大好きだった。


それほどに留衣にとって、遠藤は暖かく信頼がおける存在だったのだろう。


疲れなんて吹っ飛ぶのは、きっと《お互いに》なのかもしれない。



遠藤「俺と居る時は無理なんてするんじゃないぞ?」



留衣『無理してないですよ? 遠藤さんは本当一緒に居て楽しいし・・・・いつも私に、美味しいものを た〜くさん与えてくれるしぃ・・・・・/////』



・・・・・・・・・・・・・・・・



何故か微妙な空気が流れれば、思わず自分の発言に押し黙る留衣・・・・



遠藤「あははっ!留衣は素直だなぁ?まいったなぁ〜」



優しく微笑む遠藤に、チョットだけ申し訳なさそうな顔で微笑む留衣・・・。



遠藤「留衣の、元気と食い気は、どこから湧いてくるんだろうな!?」



(あたしの元気も あたしの肥やしも・・・・総司君です!!)



なんて、言えるはずもなく・・・・



留衣『えへへへ・・・・////』


と、笑ってその場を誤魔化す留衣に遠藤は眉を下げればポツリと言葉を発する。



遠藤「本当、昔から留衣は・・・・・・」



まるで昔を懐かしむような発言に留衣は不思議顔を浮かべると首を傾げた。



留衣『え?昔から・・・・ですか?』



留衣が不思議そうに首を傾けていると遠藤は、違う話題へと切り替え留衣を見た。




遠藤「そ、そうだ!実はな、今日は留衣に見せたいものがあるんだ。」




留衣『あたしに見せたいもの・・・・?』



遠藤「一緒に来てくれるかい?」



留衣『・・・ん?見せたいものってどこかに行くの?』



遠藤「・・・・・・・・・・・・・あぁ。」




(何の間・・・・・・???????)




明らかに不自然な間に、留衣の頭には たくさんのハテナが浮かんでいた。


一瞬 遠藤が どことなく戸惑った感じがしたのだ。



先程からの会話も何故か端々に違和感を感じてしまう。



(ん?・・・気のせいかな?)



そんな事を頭で考えれば助手席に乗り 目に入って来る看板を見ていた。



今日は、何を食べるのかと期待を膨らませていれば不謹慎にもお腹が鳴った・・・・。



《ぐぅぅぅぅ・・・・》




(ギャー!!沈まれ!あたしのお腹・・・・)




遠藤「元気だな?」



留衣『腹の虫が・・・・ね?』



実に空気の読めない留衣の腹の虫であった。
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