Stage @

□ご対面
6ページ/7ページ


沖「《総司君に会いたかった───ッッッ!》は何?それ僕だよね?何で君は僕に会いたかったのかな?」




翡翠の見透かされるような瞳で、じっと見つめられた留衣はじわじわと顔が赤くなり、下を向いた。




(げっ・・・・聞かれてた・・・・だし、顔が近い・・・・無理・・・・かっこいい!じゃなくて、素敵!じゃなくて・・・近いぃぃぃぃ・・・・公開処刑です・・・でも・・・・かっこぃぃぃ ////// 無理です・・・・あぁ かっこいい・・・・)




もう留衣は自分の思考回路を保つのも限界だった。



留衣『・・・・ゆ・・・ゆ・・・・・有名ですから・・・・?』



声が上ずりそして裏返り‥‥


茹でダコのように赤くなりながら真面目な顔で返答する。



今の状態を言葉で表すのがとても難しい程である。



留衣はすでに理性もなくなり、ドアップ総司のスチルと緊張が同時に襲えば とうに限界を超えてしまっていた。



沖「 熱でもあるの?顔が赤いけど?それに面白い顔してるね?留衣ちゃん。」



留衣『・・・・・・・面白い・・・・顔・・・・・・・・』




(面白い顔は親に言え〜!!←本日二回目)




留衣『 ・・・・え。』




だが・・・・留衣の時が止まった。



(な、名前・・・・///・・・・て、でも・・・・失礼な事を言われてる訳で・・・・で、でも・・・名前呼ばれた・・・・///////)




出会いから今までのやり取りを思いだせば総司は目を細めて、百面相の留衣を見ていた。




沖(ぷっ!・・・・この子・・・・面白い・・・)




表情のスイッチがコントロール不可能でコロコロ変わる表情の留衣に総司は興味が湧いていた。



まるで遊びを見つけた子供のように・・・・。




沖「 で、理由は? 」




留衣『後で話します!ややこしい話なんで皆さんとご一緒にの方がいいかと・・・・』



その間も留衣を、見続ける総司・・・



(心臓がもたない・・・・その顔であたしを見ないでぇ・・・イケメン過ぎて・・・・・死ねる・・・////総司君眩しい・・・・・・息ができない・・・・)



心で何かと格闘していると・・・・




沖「 ふぅん、分かったよ。でも嘘ついたら、斬るよ?」




(キャ〜〜〜・・・・//////・・・・今すぐ、斬ってください!!!!!)




なんて事は言えない・・・・。



口が裂けても今の状況では・・・・そんな事なんて言えない・・・・。




言ってしまえば その一秒後には、留衣は本物の屍確定である・・・・。



( まだ生きたい!!やっと総司君に会えたから・・・・。)




心の格闘が果てしなく続く留衣・・・・。




留衣を不思議そうに見ると 満足したのか総司は その場を去って行った。


一方の留衣は‥‥


(あぁぁぁぁ!何て説明しよ。 総司君の尋問にかなり時間を とられた・・・・・・・・・・・・( ;∀;) )




こうなりゃ当たって砕けろだ!と、一人空回りに覚悟を決める留衣がそこに居た。
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ