Stage @
□ご対面
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沖「《総司君に会いたかった───ッッッ!》は何?それ僕だよね?何で君は僕に会いたかったのかな?」
翡翠の見透かされるような瞳で、じっと見つめられた留衣はじわじわと顔が赤くなり、下を向いた。
(げっ・・・・聞かれてた・・・・だし、顔が近い・・・・無理・・・・かっこいい!じゃなくて、素敵!じゃなくて・・・近いぃぃぃぃ・・・・公開処刑です・・・でも・・・・かっこぃぃぃ ////// 無理です・・・・あぁ かっこいい・・・・)
もう留衣は自分の思考回路を保つのも限界だった。
留衣『・・・・ゆ・・・ゆ・・・・・有名ですから・・・・?』
声が上ずりそして裏返り‥‥
茹でダコのように赤くなりながら真面目な顔で返答する。
今の状態を言葉で表すのがとても難しい程である。
留衣はすでに理性もなくなり、ドアップ総司のスチルと緊張が同時に襲えば とうに限界を超えてしまっていた。
沖「 熱でもあるの?顔が赤いけど?それに面白い顔してるね?留衣ちゃん。」
留衣『・・・・・・・面白い・・・・顔・・・・・・・・』
(面白い顔は親に言え〜!!←本日二回目)
留衣『 ・・・・え。』
だが・・・・留衣の時が止まった。
(な、名前・・・・///・・・・て、でも・・・・失礼な事を言われてる訳で・・・・で、でも・・・名前呼ばれた・・・・///////)
出会いから今までのやり取りを思いだせば総司は目を細めて、百面相の留衣を見ていた。
沖(ぷっ!・・・・この子・・・・面白い・・・)
表情のスイッチがコントロール不可能でコロコロ変わる表情の留衣に総司は興味が湧いていた。
まるで遊びを見つけた子供のように・・・・。
沖「 で、理由は? 」
留衣『後で話します!ややこしい話なんで皆さんとご一緒にの方がいいかと・・・・』
その間も留衣を、見続ける総司・・・
(心臓がもたない・・・・その顔であたしを見ないでぇ・・・イケメン過ぎて・・・・・死ねる・・・////総司君眩しい・・・・・・息ができない・・・・)
心で何かと格闘していると・・・・
沖「 ふぅん、分かったよ。でも嘘ついたら、斬るよ?」
(キャ〜〜〜・・・・//////・・・・今すぐ、斬ってください!!!!!)
なんて事は言えない・・・・。
口が裂けても今の状況では・・・・そんな事なんて言えない・・・・。
言ってしまえば その一秒後には、留衣は本物の屍確定である・・・・。
( まだ生きたい!!やっと総司君に会えたから・・・・。)
心の格闘が果てしなく続く留衣・・・・。
留衣を不思議そうに見ると 満足したのか総司は その場を去って行った。
一方の留衣は‥‥
(あぁぁぁぁ!何て説明しよ。 総司君の尋問にかなり時間を とられた・・・・・・・・・・・・( ;∀;) )
こうなりゃ当たって砕けろだ!と、一人空回りに覚悟を決める留衣がそこに居た。