Stage @
□未来から来た者・・・・。
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原「なぁ!?これ総司じゃねえか?」
iPhoneを手に取り画面をまじまじと見ている原田。
留衣『へ?』
平「 本当だ!総司じゃ〜〜ん!」
( ・・・・え?ぇ?え?・・・・ぇ?総司君?総司・・・・君?)
留衣『 ぎゃぁぁあぁ──ッッッ!』
留衣は状況を把握すると叫んだ・・・・。
留衣のトップ画面は総司の待ち受けなのだ。
それを、思い出せば 広間に留衣の声が響き渡る。
そして 強引に奪い返すも、無残に・・・・・・・・「 え?僕が何?」と、ひょい!っと 総司は留衣からiPhoneを取り上げた。
まさかの本人に渡ってしまったのだ。
(総司君〜 仕事早いよねぇ〜〜!)
ガ━━(゚Д゚;)━━━ン!!
涙目な留衣に、殺気を含み睨む総司・・・・。
これぞ・・・・蛇に睨まれたなんとやらである。
留衣は、固まってその場から動けなかった。
沖「 何で僕がこの中にいるのかな?」
トプ画の総司を指差しながら、本物が口を開き質問をする。
何ともレアで本来なら贅沢な状況なのだが本物の破壊力は凄まじい・・・・
微妙な空気が流れれば、留衣の中で何かの緊張の糸が切れた・・・・。
《ぷつ───ん。》
留衣『平助君!!今すぐ穴掘ってきて・・・・今すぐ!!』
平助は突然の事に肩を跳ね上げ、疑問を口にした。
平「あ?穴って・・・・何でだよ!! 」
留衣『冬眠する!少し寝る』
右にも左にも逃げられない環境の中、自分を作る事も忘れる留衣。
(これがこいつの本性・・・・)
幹部達は留衣の変貌ぶりを肌で感じれば一斉にそう思うのであった。