Stage @

□ハジマルョ・・・・
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────帰り道────


お前の所存は、どうだとか、ああだとか・・・・1人ブツブツ・・・・言いながら歩く土方の姿があった。



そしてその後ろを黙って、着いて行く留衣。



(あれ?ただ屋敷を見に行ってくれただけなんだ!?)



留衣『トッシーは独り言も静かに言えないんですかぁ?』



話し相手は自分では無い事が分かると留衣は、素直な感想を述べるが土方は聞こえない振りをする。



だが、留衣に言われ無意識に独り言を口に出していた事が分かると誤魔化すように留衣を突つく。




土「 留衣、その小汚い草履なんとかしろ!恥ずかしい」



(・・・・・・・・え?)



留衣『 だってこれしかなくて・・・・』



ブツブツ口を尖らせながら歩いていたが あることが閃き一旦足を止めた。



留衣『あ────ッ!』



何やら閃いた留衣は、手に持った荷物をゴソゴソとあさり、自分の履いていたピンヒールと履き替える。



留衣『ねぇ!土方さん見て見て・・・・?』



キラキラキラキラ。目を輝かす留衣。




土「身長伸びたのか?」




留衣『・・・・彡(-_-;)彡』




いくら現代が今より進化しても背丈をいきなり伸ばすなんて魔法が出せるはずがない。



そんな土方の発言にぷくっと膨れると留衣は、土方の前へと廻る。



留衣『違〜ぅ!!足元見てください!これがあたしの時代の履物なんですよ!!』



土「おぉ、そりゃ〜珍しいな。背が伸びる履物とは面白いじゃねぇか! 平助あたりに貸してやれ」




「『あはははは〜っ!』」




二人で笑いながら帰宅したのだった。
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