二宮和也

□友だち?
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…バタバタバタバタ…



くそー!もーやだ!
ほんとついてない!初対面で怒られちゃうし…
何で私だけ…


って!

カバンが無い!?

どーしよ…今更戻れないし〜(泣)
あ、でも財布も入ってる…


『…っ…うぅ ヒック…っ』

「おねぇさーん!何ないてんの?てか、可愛いねぇー?あ、俺達と遊びに行こーよ!」

気がついたら、私は何人かのチャラ男?達に絡まれていた

"グイっ"

私は手首を捕まれた


『離してくださいっ…』


「えぇ〜、そんなんいったってなぁー(笑)」


もぅ、最悪だ…


また、涙が込み上げたとき

「すいませーん、この子私のなんで」

そう言って、私の肩を組んで

グイっと引き寄せた。



「ッチ、彼氏いんのかよ…」

そう言って、チャラ男たちは退散した



びっくりしすぎて

一瞬沈黙が続いたあと

「…ごめんね?さっきは」


そう言って、また、笑って見せた


二宮さんだ…


「ほら、さっきカバン忘れてったから、んで追いかけたら(笑)」


たんたんと話してくれる二宮さんに安心したのか又私は泣いてしまっていた


『っ…うぅ〜(泣)』


"ぎゅっ"

その場で子供みたいに泣いている私を二宮さんは優しく抱き締めた。

「ほんっと、そそっかしいですね(笑)」

『ずびっ…まじぇん(泣)』

「フフフ(笑)鼻水が〜(笑)」




やっぱり二宮さんって優しい人なのかもしれない。


「いつも、人のことはどーでもいい主義なんですけど、あなたはなんか子どもみたいでほっとけないですね(笑)」



誉めてるのか、誉めてないのか。

でも不思議、バカにされてるのに、

何でこんなに嬉しいの?
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