嗚呼これは残酷なファンタジア

□第1話
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森のほうまで走っていくとその人は止まった

「ハァ…もう大丈夫やろ」

「あなたは誰なんですか?」

私はその人に質問してみた

その人は私のほうを向いた

その人は17歳ぐらいの美少女だった

「うちは月光や」

「月光って…それ明らかに偽名ですよね!?」

「そうやけど?」

普通の表情で答える

「本名教えてくださいよ」

私は聞いてみる

「あんなあ…こっちにも事情っちゅうもんがあるんやで?

本名を名乗れるなら最初からそうしてるっちゅーねん

うちはあの山賊達に名前バレててな

だから簡単にみつからんよーに偽名で活動してるんや」

そういう事情があったのか…

私は納得した
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