見渡しの丘で君と
□過去の記憶
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『ウザい』
『視界に入らないで』
そんな言葉が私を攻める毎日
友達なんて1人もいない
楽しいことなんて1つもない
みんなから避けられる毎日…
そんな中学2年生の私、池川りんは今日、運命が変わるとも知らずに過ごしていた
「では起立!礼!」
先生の声が響き渡る
「さようなら!」
教室はざわつく
帰る人、これから部活に行く人、居残りをする人、様々だった
ちなみに私は帰る人である
階段を下り、下駄箱で靴をはき、学校の門を出た
……ふと、4年前の事が頭をよぎる
ん?4年前の事が何かって?
それはこれから説明するよ