嗚呼これは残酷なファンタジア
□第2話
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しばらく歩いていくと、飯田町に着いた
飯田町は住宅街の多い町で、人口も多い
だが知名度はそんなに高くないようだ
「ここが飯田町?なんか思うたよりしょぼいな」
「十分都会だと思うけど…」
これをしょぼいと思う月光は結構な都会人なんだろう
「ねえ月光、この町で何をすればいいの?」
私は質問してみた
「そやな…まずは味方を増やすのがええと思う
強い味方が1人でもおれば山賊倒せるからな
そうだ麗乃、魔法使える?」
「私は魔法使えないな…」
この世には魔法という天の奇跡がある
魔法は多くても1人に1つしかなく、強さも人によってバラバラ
中には魔法が使えない人もいる
私は使えないうちの1人だ
でも魔法を使えないからといって諦めてはいけない
覚醒してないだけかもしれないから