とりもどせ給食!

□第1章
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私は教室の目の前にある階段を駆けおりた
早く給食が食べたいから
給食室のある1階に着いた しかしなんか騒がしかった

「何があった?」
「そんな…」
「いったいどうなってるんだ」

『ピーンポーンパーンポーン』
突然、放送を知らせる音か学校中に鳴り響いた
『えー突然ですが、悲しいお知らせです
給食が突然全て無くなりました』
…!?
「給食が…無くなった?」
私は混乱する頭の中で必死に考えた
給食が無くなる?そんなことはあり得ない
だってそんなの聞いたこともない
調理員さんが食べた?
いや、それはあり得ない
この学校の生徒はおよそ1000人
その1000人分の給食をわずか10人の調理員さんで食べるなど不可能だ
じゃあ盗まれた?
誰がいったいそんなことを…
それに1000人分の給食を気づかれずに盗むなどよっぽどのことがない限り不可能
「先生、なぜ給食が無くなったんですか?」
私はその辺にいる先生に聞いてみた
「うーむ…私にも分からないのだよ…」
「防犯カメラは?」
「給食室には防犯カメラが無いんだ だれも盗むなんて思わなかったからね」
「先生の癖に役立たず!バーカバーカ」
私はとりあえず教室に戻ることにした
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