とりもどせ給食!

□第2章
3ページ/4ページ

私は割れていた窓ガラスから飛び出し、あの子を追いかけた
「ちょっと君!待ちなさい!」
引き留める先生の声は無視して

しばらく走っていくと、少女は息をハーハーしながら立ち止まった
きっと体力が限界なんだろう
「あなた、何か知ってるの?」
「はー…はー…
あなたには…教えられ…ません……」
「なんで!?」
「それは…」
少女は口を閉ざしている
疲れているのか、それとも秘密を守ろうとしているのかは私には分からなかった
「お願い!教えて!できる事ならなんでもするから!」
こう言ったら答えてくれるかな?
「じゃあ言ったら私達の仲間になってくれますか?」
次へ
前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ