とりもどせ給食!
□第2章
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私は割れていた窓ガラスから飛び出し、あの子を追いかけた
「ちょっと君!待ちなさい!」
引き留める先生の声は無視して
しばらく走っていくと、少女は息をハーハーしながら立ち止まった
きっと体力が限界なんだろう
「あなた、何か知ってるの?」
「はー…はー…
あなたには…教えられ…ません……」
「なんで!?」
「それは…」
少女は口を閉ざしている
疲れているのか、それとも秘密を守ろうとしているのかは私には分からなかった
「お願い!教えて!できる事ならなんでもするから!」
こう言ったら答えてくれるかな?
「じゃあ言ったら私達の仲間になってくれますか?」