小さな恋の蕾(夢)
□4の蕾
1ページ/5ページ
***
気がつけば、私は真っ白な空間にただ一人、佇んでいた。
「ここは、どこ?」
あたりを見回しても、誰もいない。
銀時も、さっき襲いかかってきた男たちも……誰も……。
「服も、特に汚れてないし……」
あれだけマヨネーズ塗れになったにも関わらず、服も刀も番傘も、通常通りに綺麗なままだ。
一体、なにが起こったんだ?
てかなんでマヨネーズなわけ?そこが一番謎なんだけど。やっぱり副長の呪い?
「…………どうやって帰んのよ、これ」
見渡す限りどこもかしこも白、白、白。
どこまで行っても白しかなさそうだ。
.