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□2 〜名前を呼んで〜
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『・・・・・。』
「何か喋ろ!」
・・・何かって・・・
『怖い・・・。』
「あァ⤴︎?‼︎」
『ひぇ〜〜〜‼︎』
「ハァ・・・ここは何処なんだ?教えろ。」
あれ?少し睨むの辞めてくれた?
まだ顔怖いけど・・・そんな事、言えん・・・。
『これが夢ではないなら・・・此処は貴方のいる世界とは違う・・・異世界です。そして私の部屋です。』
どうだ!驚いたか‼︎
そっちこそなんか言え!
てっいうか、急に頭がはっきりしてきたんですけど!
そしたらこの状況なに?
何で私のベットの上で 私、ローさんと向かい合って座っているわけ?
怖すぎて、逆に開き直ってきた!
とりあえず・・・風呂でも入るか!
上がったらお帰りになられてるかもしれないしね♪
なんか、ローさん固まってるし。
今のうちにお湯張ってこよ!
《ピピッ♪ ” オユハリ ヲ ハジメマス ”》
「⁈」
お湯が溜まるまでコーヒーでも飲むか。
『うわっ!』
脱衣所から出ると、すぐ前にローさんが立っていて ぶつかった。
『何?ローさん移動した?・・・うわっ!背高!! 足長!!凄!』
「何だ?今のは?」
『は?』
「今、お前とは違う声がした。」
『あぁ、お風呂のお知らせ機能だよ。お湯が溜まるとまた喋るよ〜珍しい?』
あはっ何か可愛くね♪って、私、ローさんにタメ口きいちゃったよ。
まっイイか♪
「チッ」
うわっ 舌打ちした!
やっぱ可愛くない!
ふんっタメ口、辞めないもんね!
「それ、コーヒーか?」
アレ?お風呂の話しとか・・・
もういいのか?
もっと膨らませて行こうよ!
会話はキャッチボールだろ?
『・・・そうだけど飲みたい?』
うわっまた睨んだ!
素直じゃないなぁ。
『ローさんの分も入れてあげるよ。』
「・・・」
あれ?リビングに戻って・・・
私のお気に入りのモコモコクッションに座った。
コーヒー、待ってるね。アレは!
「ローだ!」
『へっ?』
「”さん”はいらねぇ。ローでいい。」
////えっ何?なんか照れるんですけど・・・
でも、呼びたい!
呼んでみるよ!
いくよ!
『////ロ、ロ、ロ、ローォ?』
「ローだ!」
『ハイッ!』
「お前は?」
『えっ?あっ。』
うげっー!また睨むーっ!
名乗るのも命懸けか!
何だが疲れたよ・・・
『***です。』
「***・・・」
おぉ 耳に来る〜////
低くていい声〜////
破壊力、半端ないです〜////