□7 〜熱くなってお出かけ!〜
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私とローは、ウチから歩いて10分程のゲーセンに来ていた。


ローにはマスクをさせ 顔を隠したよ。
でも、目が出てると意味無い感じ・・・


白シャツにグレーのセーターこのセーター小さなドクロが刺繍されていて可愛いの♪黒の細身のパンツを履いてるロー・・・
似合ってて、スタイルいいから・・・なんかムカつく。





「なんだ此処は?煩い。」



『フッ、私とローの
決着の場所だよ!


大体、ローは普段から刀振り回してるんでしょ?
チャンバラなんて私が不利だったよ!
こうなったら、私の得意な アレで勝負だ!』




「フッ、ピンポンなんてやった事ねぇが。」




『ぐっ、そっそんなのわかんないもん!もしかしてハートのピンポンチームがあったりしてね!』




「なんだそれは・・・。」





『これーー!これで勝負ね!』


ジャーン‼
と、私が両手を広げて披露したゲーム機は・・・





”ゾンビくんを撃ちまくるゲーム"


コレはストレス発散の為に、結構通いつめ、今では最高ランキング1位に君臨しているのですよ♪


ムカつく上司に似てるゾンビがいるんだ♪
気合入るよね♪




アレ?ローなんか引いてる?
やはり、銃撃戦は苦手と見た‼

勝てる!コレならきっと!



『どう?ローなんでもいいって言ったよね!』



「チッ」


お?舌打ち♪焦っているのか?





『この銃は選べて、1丁だけでも、2丁使っても、ライフル銃 使っても、どれでもオッケー♪ですよ。 玉が切れた時の充填は画面外を空撃ちするの。』


カチャっとやって見せる。


『どう?イイかなぁ?』




「俺が勝ったら褒美は?」



『へ?』



「さっきのゲームで 3勝してるんだ、それ相当のモノでないと納得しねぇぞ。」





うっなんだ?自信あるのか?
ど〜しよぉーーー?





『おっお酒は?! 昨日結構飲んじゃったから・・・どう?』



「酒は3勝した分だ。これはお前からの挑戦だろ?お前の得意分野ときてる。」



『じ、じゃあ何が望みだー?』




「フッ愚問だな。おま・・・『それ以上言うなー!』」




『よし!やってやろうじゃない!ゾンビくんゲームで負けるわけがない!』




「言ったな。」




『おう!勝負だ!』




ただならぬ雰囲気をかもし出す私たちの周りに、パラパラと人が集まりだす。





『勝負!』


チャリーン!チャリーン!


お金を入れて、自分キャラを選んでっと、

私は 、何時もの超イケメン”トーイくん”を、ローは美女”アリィシャさん”を選んだ。
こういう人が好みなのか?



それでは、銃を構えてスタートだよ!


私は2丁拳銃!ローは1丁でいくみたい!





Ready...GO!!!



《ボァ〜ァァ!・グウワァ〜!ドァ〜ァァ!》


と、
迫り来るゾンビを



《ドンッドンッドン!!
ドンッドンッ!ドンッドンッドン!!!ドンッドンッドンドンッドンッドン‼》



無言で撃ち合う!



どんどん離れていく点数!

私のトーイくんが優位だ!




実は、
このゾンビくんゲームには裏技があるんだ。
ローは感がイイから気付かれる前に、点数を離しておきたい!



《ドンッドンッドンドンッドンッドン‼ドンッドンッドン‼》


うゎっ!私がぶっちぎりだったのに
急に ローの点数が増え出した!

ギャラリーも騒ぎ出す!





ちっ ロー、ゾンビの弱点に気づいたな・・・




このゾンビ、口内を狙うとポイントが高い。




でも、コレだけは気づかれまい!
コレは私だけが知っている?

もし、知っていても一瞬で見極めるのは大変な裏技♪


《ドンッドンッドン...》


何とか後半この裏技が炸裂し突き放す!




「クソッ!」

焦るロー!




『フッ!貰ったーーー!』



ラストステージ‼



《ドンッドンッドン!ドンッドンッドンドンッドンッドン!ドンッドンッドン!ドンッドンッドンドンッドンッドン‼》



オォォォォーーー!!

ギャラリーの歓声とともに、フィニッシュ!


クリアーーー!!!


ココまで付いて来るとは良くやったね!



結果は・・・
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