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□9 〜 年忘れ 〜
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忘年会!
それは年忘れ!
忘れたいから飲むんだね。
って!
会長!社長!挨拶長いわ‼︎
なんでここに座ってるのか、私は誰か、を ・・・
忘れそうになったわ‼︎‼︎‼︎
というか、忘れたいよ‼︎‼︎‼︎
元彼の隣にずっと座らせんじゃねぇ‼︎‼︎
彼女が遅れて参加なのが救いだよ!
でも、そのせいで話しかけてくるよ〜
聞かれる!絶対にアレを聞かれる!
助けて〜 、友えも〜〜ん!
あっ友と目が合った!
笑ってる!悪い顔して笑ってる〜〜〜!
・・・・・・
「***」
『あ⤴︎⁈』
んー!
つい!ローに応えるように返事しちゃったよ〜〜〜!焦!
元彼)「・・・***お前に電話したんだけど。」
きたーーー‼︎
『え?電話?気付かなかったなぁ。』
元彼)「男が出たぞ。」
『間違い電話しちゃったンダネ!』
あれ?別に言い訳しなくてよくね?
イヤッ、ローの事に触れて欲しくないからね!
頑張れ私!
シラを切り通せ‼︎
元彼)「登録してあるんだ、間違える訳無いよな。」
フンッ!店の名前でね!
『登録、消してよね。』
元彼)「クリスマス・・・一緒にいれないのは分かってただろ?」
『そんな事・・・そんな事言ってない。私は!・・・』
と、言いかけた時
乾杯をするのでグラスを持ってご起立くださいって、司会の・・・あれっ!私の嫌いな上司じゃん!
フンッ、ナイスタイミング!
これ以上 元彼と話したらヒートアップしそうだったよ!
でもムカつく。
あー落ち着け私!
「「「「乾杯〜〜〜!!!」」」
グッビーーーーーッと、乾杯もそこそこに飲み干す‼︎‼︎
シャンパンなんて、飲んだ気がしないね!
さぁ!酌だ酌‼︎
と、日本酒とビール瓶を持ち席を立とうとすると、
元彼に呼び止められた。
元彼)「***少し話そう。この前は、お互い喧嘩腰になってしまったから あんな事になったんだろ。」
『私は冷静でした!もう話すことなんて無いもんね。』
ふと、会場入り口を見ると
彼女登場!
遅れて来たので不安そうにキョロキョロしてる。
『おっ! あー‼︎ココ!ココ!』
と、手を振り大きな声で 彼女を呼んだ。
元彼)「⁈‼︎」
へっビビってる?
キタキタ♪
『ねぇ、これから私 お酌して回って、頃合いみて消えるつもりだから、この席どうぞ♪お料理にも手をつけてないし。』
彼女)「え?いいの?良かった〜
私の席 何か占領されてて。」
見るとなんだか人だかり、どうした?
まぁ好都合♪
『ホントだ!どうぞ♪』
彼女)「ありがとう〜。」
そんな会話をしてると、スマホ片手に 友 登場!
《パッシャ!》
?なに?シャッター音?
私と元彼アンドゥ彼女の3ショットを楽しそうに撮影してた。
はぁ・・・・。
私達で遊ばんでくれ。
友)「あはははっ***、
両手に酒瓶持って、ウケるんですけど〜」
あーもうっ!
いつか、弱点掴んでやる!
何か、女ローって感じ!
あっそうだ!ロー!
早く帰らなくちゃ!
それから、会長、社長!上司に同期とお酌してまわり、かなりの量飲まされたが、1時間ほどで抜けることができた。
挨拶長かったから、頑張ったけど
2時間のロスか・・・
この会場3時間貸し切ってるんだって!長!
早くしないと、幹事が二次会のことで回ってる!
これから電車で・・・
ヨシ!帰ろ!