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□四十七話
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「また会ったな。」
「アスマ…」
相変わらずタバコくせえ…
さっきまで修業してたのにまた出くわすとかなんかな…
紅先生にでも使われてんのか?
「なぁ…アスマ」
「なんだ?」
「本戦までは下忍は任務につかねぇんだよな?」
「あぁ、基本的にはそうだな。」
「瑠衣見ねぇんだ。」
「瑠衣…?」
「夕方この辺でよく会うんだけどよ、最近見ねぇから。」
「カカシがサスケの修業に付き合わせてんじゃないのか?
アイツら山に籠ってるらしいからな。」
アスマが咥えてるタバコを手に取って喋った。
なんか言いにくいことがあるとき…アスマはそうする。
これ以上この話をされたくねーみたいだな。
「瑠衣に用でもあんのか?」
「ちょっとな…」
これは嘘だ。
用なんてねぇ。ただ顔をあまりにも長い間見てねぇから…不思議に思っただけで
「いっちょまえに色気づいてんじゃねぇよ。」
「うるせぇ。」
色々聞きてぇことがあるだけだ…