*Book*
□V A L E N T I N E
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2月14日 バレンタイン
今年はペンの子達などから頂いたチョコレートで宿舎がパンパンだった。
「チョコレート!!」
「こんなに貰っても食べきれないねー」
「どれから食べます?」
なんてわいわい騒ぐジェファニヒョン、エンヒョン、ヒョギ。
「ホンビナも食う?」
と、声を掛けてくれる恋人のシギ
「後で食べるよ」
一言伝えて自室へ戻る。
俺が食べたいのはペンから貰ったチョコレートじゃなくスタッフから貰ったチョコレートでもなくシギから貰ったチョコレートが食べたい。いつくれるのか、いつくれるのかと待っているのになかなかくれないシギ。もしかして用意してないとか…
ベッドで項垂れていると
「ホンビナ、入るよ」
ドアをゆっくり開けシギが部屋に入ってきた。ナイスタイミングで。
「あのさ、今日、バレンタインじゃん?だから、その、…チョコ…」
「…俺って言うチョコ、貰ってくれませんか」