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□ヤンデレ瀬戸
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午前6時
無言電話を10回
電話口からアイツの震えた声がする。
ああ、今アイツの頭の中は俺の事で一杯なんだろうなぁ。
…愛しくてたまらない。
午前8時
出かける所を尾行
アイツをずっと、俺の視界の中に収めておきたい。
本当に可愛い。
午前10時
メールを送る
携帯を見たアイツが青ざめた顔をしてる。
あれ、おかしいな。
俺の愛情伝わってねぇのかな。
午後12時
見張り
仕事場に着いたアイツを見守る。
ここからじゃよく見えねぇから、移動。
近くの喫茶店に入る。
…アイツの仕事中は暇だし、手紙書こっかな。
さっきのメール、喜んでくれなかったみたいだし、
手書きなら俺の気持ち伝わるかな。
***
午後6時
帰り道を尾行
仕事が終わったアイツを後ろから追いかける。
…凄く疲れているようだ。
俺が癒してあげられたらいいのに。
午後8時
アイツの自宅へ先回り
ほんとはもっと見てたかったけど…
アイツを元気づけるためにも、
今日書いた手紙をポストに入れておこう。
これなら喜んでくれるだろう。
午後9時
家の近くで見張り
…あ、帰ってきた。
アイツがいつものようにポストを確認する。
暗くてよく分からないが、固まっているのが分かる。
…そんなに嬉しかったのかぁ。
わざわざ書いて正解だったな。
***
アイツの部屋に明かりがつくのを確認して、
今日も家に帰る。
一日幸せだったなあ。
アイツの姿さえ見られれば、この上ない幸せを感じることが出来る。
明日はどんな反応をしてくれるのか楽しみだ。