ShortStory
□1.黒子と
1ページ/2ページ
「あの…玲音さん…玲音さん…?」
『んー…』
困りましたね…もう下校時刻だと
いうのに、熟睡してしまってますね
『zzz…』
「…………」
それにしても…可愛いですね、玲音さんの寝顔…
ずっと見てても飽きないです。
『……き…』
「え…?」
『好きだよ…
オムライス…』
あ…寝言ですか…。てっきり起き
たのかと…
そうですよね…玲音さんが
僕の事を好きになるはずないです
よね…
だって玲音さんは火神くん
の事が好きなんですから
まさか火神くんを好きになるなん
て思いもよらなかったん
ですが、なってしまったものは仕
方ありません…ですから、こうや
って玲音さんを見てるだけ
で十分なんです…